脳内ラブレター

愛が重い

ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜2016

再演の発表がを知った時、ちょうどATMでお金おろしてるときで「これは行く運命かな。」と思ってました。

ダンガンロンパ THE STAGE 2016」を見に行きました。
原作はやってない。初演と2の舞台も見てない。アニメを見ていたぐらいだったけど、本郷奏多や神田沙也加が生で見れる!というミーハー心もあり、チケットを取りました。

ここから先は「ダンガンロンパ THE STAGE 2016」及び「ダンガンロンパ〜希望の学園と絶望の高校生〜」のネタバレになりますのでご注意ください。

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本格朗読劇 極上文學「春琴抄」

「秀麗な音色。妖艶な日常。二人は盲目。」

 キービジュアルは目を閉じて三味線を弾いてる女性に男性がすがりつきながら血の涙を流してて、もうこの2人がただならぬ関係なんだなと思える。
今回の極上文學の公演のキービジュアルの画像がTwitterで流れてきて、中村明日美子先生の目を惹くイラストとキャッチコピーがすごく印象的だった。

極上文學シリーズを見てみたいと思ったし、弥次喜多や烈!バカフキの配信を見てタイムリーだった藤原さんを見たいな〜と思っていたり、2.5次元系の舞台でしか見たことないキャストもいたり、何より推しがいない作品でここまで惹きつけられる何かを信じて、吸い寄せられる様に大阪公演初日のチケットを購入しました。

 

 作品を知らない状態で観れるのは1度きりだと思い、原作は見ずに観劇。
極上シートで見たのですが、ステージと距離が近くて少し緊張しているときにロビーから「ホーホケキョ」と鳥の声がして、なんだろうと思ったら具現師と呼ばれる方々が鳥笛を吹きながら客席を動きまわってました。作中にでてくる鶯がでてくるからか。なるほど。
具現師の方々が時々立ち止まって着席している人に何かしているなとジーっと見ていたら、どうやら折り鶯を渡してたみたいです。私もちゃっかりいただいちゃいました。

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風情があるな〜と思ったらスーパーマリオのBGMやサンバ風に鳴きながら踊りだしたり、かなり個性的な鶯5匹たちだった(笑)笑わせてもらったおかげでリラックスして観劇することができました。

 

朗読劇と銘打ってはいるけれど、座って読みあげることはなく、いつも見る舞台のように役者たちは動いていて、それに合わせて奏で師さんがピアノを弾いているのだけど、SEじゃなくて生音だったのって初めてだったかもしれない。ピアノだけだけど、すごく体に響くから登場人物の感情が伝わるのを感じた。

あと、春琴や鶯(天鼓)は着物(鶯は違うけど)がすごく綺麗で動くたびに見とれてしまっていた。具現師の方々が使う小道具も綺麗だった〜。とはいえ、目と耳の刺激と話の壮大さに圧倒されてマチネは呆然としながら見てた。

 

「鵙屋春琴伝」という小冊子を「私」が、三味線奏者の春琴と丁稚の佐助の関係性を第三者の視点で紐解いていくというお話。
春琴は盲目でありながら天性の三味線の才能と美しさを持っているけれど、わがままが多く気丈に振る舞い、佐助にすべての世話を任せているような人。幼少期は目が見えていたから手に持っている本を見ながら動いているのだけれど、目が見えなくなってからは本も自分では持たずに他の人たちに本を差し出してもらって、本に手を当てて話す。むしろ差し出されて、の方が正しいと思う。春琴の美貌や立ち振る舞いに魅了されて佐助はもちろん、鶯の天鼓も弟子の利太郎も私もそして客席もだんだん春琴という存在にに心惹かれてしまう。

春琴が佐助に手を引かれて三味線の稽古へ出向くときに客席に降りて実際に歩いていく場面があるのだけれど、ピンスポに照らされた春琴役の伊崎さんが美しすぎて男性なのを失念していました。利太郎が春琴とすれ違って振り向くのだけれど、そりゃ振り向くわと納得。

佐助は世話だけじゃなく三味線も嗜むようになり、春琴と師弟の関係になるけどその稽古も厳しくて泣きながら稽古を受けるような人で、この時は気弱なお兄さんだな〜と思っていたのだけど、だんだんあれ?と思うようになってくる。例えば春琴の足を拭いてあげるだけ動作なのに、執念を感じるんです。すごく念入りにゆっくり拭いていて佐助役の藤原さんの表情も穏やかなんだけど、目がトロンとしているのが見えてしまったのだけど、それが綺麗だなと思えている自分もいて首筋がゾワッとした。

その後佐助は春琴のために目をついて盲目になってしまうのだけれど、佐助は春琴のために厭わずしたわけで、春琴もあらわにはしないけど喜んでいて、当事者からしたらハッピーエンドなんですよね。唯一利太郎が「そこまでしたのか」と言っていたけれど、そこに至る佐助の行動に驚きもあるけど納得する自分もいて。気持ちが両極端の位置に着地してしまって心が穏やかではなかったけど、佐助が「わたしは不仕合わせどころか、この上もなく仕合わせでございます。」言えば「もうええ何も言うな」と答えた春琴を見ていたら言葉で言い表す境地はとっくに超えたんだなと思いました。重かったけど、心は晴れやかだった。

 

以下、見たキャストさんの感想

春琴
伊崎龍次郎さん
本当にお綺麗でびっくりしました。幼少のおてんばな口調がだんだん大人になっていっってぴしゃっと言い放つ姿がとても凛としていて美しかったです。
マチネはしゅんとしていたけれど、ソワレでは脂が乗ったのか嬉しそうに佐助を折檻していて不条理な美しさだなと思っていた。

佐助
藤原祐規さん
普通じゃない役をやらせればドンピシャだと思ってます(笑)
常に春琴を優しく見て彼女を立てていたけれど、時々蕩けそうに見つめる表情がとても素晴らしかったと思います。お稽古の場面でマチネでじっと堪えていたけど、ソワレで涙を拭う仕草をしていて、細かく変えるんだなと驚きました。
赤槇コーナーのはっちゃけぶりがすごい。「もう一回遊べるドン!」「ちゅっちゅちゅー!」


松本祐一さん
春琴が好きすぎて他の人に当たりが強い天鼓。とくに利太郎には弾き飛ばすんじゃないかってくらいひどかった(笑)春琴の性格を引き継いでるような印象でした。
鶯の場面では腕をはためかせていたんだけど、腕が長いから照明当たるとすごい綺麗だった〜。あとパンプの鳥笛くわえてる写真がドンピシャで好き。

桝井賢斗さん
松本鶯は当たりきついけど、桝井鶯は佐助のことを見守っているような印象。春琴の表にでることのない優しさは彼が担っていたのかな。首から上の動きと目線が鳥だな〜と思いながら見てました。
赤槇コーナーの回答でキャストには不思議がられてたけど面白かったよ。「エスニック料理みたいだね!」

利太郎
足立英昭さん
利太郎は放蕩息子であったけど、放蕩息子がすごい似合ってた…(褒めてる)
お顔立ちはキリッとしているけど、利太郎の間抜けな雰囲気が出ててちょっと憎めない若旦那素敵でした〜。

富田翔さん
アバレブルーだ!※雑な知識
客降りのときに具現師さんにちょっかいかけたのを見て「面白いお兄さんだ!」と思って見てました(笑)でも春琴の稽古後の「覚えてなはれ」がすごいかっこよかった。あれは犯人だった。


大高洋夫さん
セリフ回しを聞いていて、ゴシップが好きそうな下世話な感じだな〜と思ったらパンフレットの役の写真も眼光鋭くて、本当にそうかもしれないと思いました。
赤槇コーナーを楽しんでいて、赤槇さんに対する当たりが強かった(笑)

川下大洋さん
大高さんと比べると穏やかで、理性的な私だな〜と思った。ハンチング帽がすごい似合っている。同じく赤槇コーナー楽しんでて、ウキウキで登場してたのがつぼった(笑)

 

DVD予約したので、見れなかったキャストさんや配役は映像で楽しみます。

作品の甘美さにそそられるように観劇したけど、見に行ってよかったなと思いました!原作も買ったので、もう少しこの世界に漂っていようと思います。

俳優おっかけとバンギャの両立応援スタンス

舞台俳優応援スタンス〜地方在住20代社会人の場合〜 - 妄想8割

はてなブログのジャニ界隈で流行っていた応援スタンスをこちらでもやってくれた方がいらっしゃったので、便乗してやっていきます!

せっかくなので俳優追っかけとバンギャルの2束のわらじ応援スタンスを合わせて答えていきます〜!

 

 

基本情報

 ・20代地方在住
・社会人だけど現在はお休み中

地方在住ではあるけど関東関西どちらも行きやすいし、こちらに来てくれることもあるし割と良いところに住んでいるな〜と思います。
お仕事お休み中なので推し事もお休み中。なので今はかなり厳選してます。

推し(本命)について

追っかけ→植田圭輔さん
バンギャル→A9、the GazettE

植田さんを追っかける経緯は前の記事を見てもらえれば分かると思うので、省略。
A9、the GazettE(以下、Gz)は、ネオビジュアル系ブームと言われる少し前くらいにハマりました。A9はヒロトギャ*1、Gzは戒ギャなので基本的に上手にいる。

好きになる基準

・自分の魅せ方・立ち振る舞いが分かっている人
・お仕事にストイック
・ファンとの距離感を理解している
・ウインクができる
・金髪にしたことがある(そして似合ってる)

俳優さん、バンドマンどちらにも共通してる事だとざっとこれくらいかな。頭3つの事って結構初歩的な事だと思うんですけどどうなんでしょう?

残り2つのウインクと金髪に関しては、好きになった人達はほぼこれをクリアしている事が多い。新たに応援したいな〜と思ってる俳優さんもこの2つクリアしていて私の中の基準値になりつつある。

舞台(ライブ)に行く基準

基本的に土日なので、日帰りできる範囲で行きます。

追っかけ→
舞台は1回見て理解できない事もある事も踏まえて、2回見れればいいなと思ってます。関西の公演があるとすごく嬉しい。ライブビューイングは大抵やってくれる地域なので、存分に活用してます。最近はニコ生配信の存在も覚えました。

バンギャル
ライブは基本的に地元の公演とファイナルを取る。関東関西はその時に応じて行ったり行かなかったり。メンバーの誕生日前後は泊まり込みも含めて遠征したりもする。本命の誕生日は祝日なので絶対行く!!!対盤はツアーやワンマンがいけなかったりするときにぶっこむ。

一度、マチネ行ってライブ行くという計画を立てたけど、終わった後の余韻を楽しみたいから結局却下した。余韻大事。

舞台(ライブ)以外のイベントに行く基準

追っかけ→
ソロイベントはなるべく行くタイプです。写真集やトレカの発売イベントも釣られました。舞台イベは「これすごいよかったー!」って思った作品のイベントには行くようにしているから未だに行けてない。

バンギャル
インストは地元でやってるときは行って、地元が省かれて関西である場合は関西に行く。A9はFC旅行をよくやってくれるので、お値段は張るけど楽しんで参加してます。Gzはイベントやらないスタンスだからまったくご縁がない。

A9もGzもチェキ撮影にあまりご縁がなくて、若手俳優界隈でもチェキ撮ったりするときに「え、そんな簡単に2ショいいの!?」って思ったよね。

グッズを買う基準

追っかけ→
観劇する作品のパンフレットと推しのブロマイドは確実に買います。パンフレットは「この作品を現地で見た」という事を手元で見て確認したいのと、運営に「作品を見てますよ!」という気持ちを伝えてるつもりで買ってる。なので通販は使いません。
ランダムやトレーティング系はブロマイドは頑張るけれど、アクキーや缶バッチはあまり欲が湧かない。特に缶バッチは原価と販売価格考えると買う気が失せてしまう(笑)

バンギャル
A9もGzどっちのバンドも物販のクオリティが高いのですごく悩みながら買います。
A9はライトやモーションブレスみたいなその日使うものはほぼ買って、後はライブMCの物販紹介がヒロトさんの担当なので、紹介されたものは終演後に買う(笑)
Gzは物販の毛色がツアーによって変わるのでいいな!と思ったもののみ購入。最近は好みと合わないので控えつつあるけど、戒くんプロデュースのグッズは買う。
A9もGzも物販用のサイト作っちゃうくらいクオリティ高いから、知らない人は是非見て欲しいです。
A9→MIDNIGHT GALAXY | A9 PROJECT
Gz→RAD MARKET By BLACKMORAL

これだけかっこいいのに物販に食べ物がラインナップされるのは笑う。*2

雑誌を買う基準

 

追っかけ→
どんな雑誌が好みなのかイマイチわかってないので吟味中。観劇した後に良かったと思う作品のインタビューは買う事が多いです。自分の記憶とインタビューで話してた事を答え合わせするのが楽しい。あとJTRIPPERはすごく良かったとお伝えしたい。

バンギャル
A9とGzが出てるROCK&READは買ってます。Neo大好きだったのになくなったからすごく悲しい。フールズもなくなっちゃったもんな。彼らが表紙になった雑誌は今も本棚に健在している。

インタビュー大好きマンなので、俳優界隈もROCK&READみたいなの欲しい。

映像を買う基準

追っかけ→
観劇した作品は購入する方だけど、ピンとこなかったものはスルーしっぱなしな物もある。今後通販とか絶対やんないでしょ!ってやつは会場で予約しちゃう。

バンギャル
ファイナル行ったツアーは基本的に買う。PV集はCDを初回版で買う時に付いてくるから買わない。ライブDVDってBlu-ray全然ないから欲しいけど需要ないのかな?見たいよ???

プレゼント/手紙について

追っかけ→
観劇とソロイベに行くときにお手紙書いて、BOXにドーンする。前回見た作品の感想や生放送の感想を書くから、たまに間隔が空いて何書いていいかわからなくなる(笑)意外とこのブログが役に立つ。

バンギャル
A9のみ書きます。書かない派だったけどメンバーが「お手紙見てるよ〜ありがとうね〜」の呼びかけに便乗して書くようになった。基本ヒロトさんに書いて、FC旅行では全員に書く。活休前にも全員に書いたのはいい思い出。

レターセットは行く舞台(ツアー)をイメージした封筒&便箋を作ってます。自己満ではあるけど、いろいろ考えたりするの楽しい!

普段の行動

Twitter見ながら、わーきゃーしてます。画像が付いてたりすると保存するんだけど、後からフォルダ見ると同じ写真を2枚保存している事が多い。

同担について

追っかけ→
お友達が欲しいな〜と思いながらも、作ってません。Twitterの繋がるタグ系は苦手なので避けてます。ひらすら推しの話を聞いてくれる友人がいるので、とりあえずゆる〜く同担さんできればいいな〜

バンギャル
昔はアメブロmixi全盛期でそこで片っ端から友達作ってライブ会場で会う、ばっかりしてた。今は一緒に行く子達もだいたい決まってきたのと会場にいればだいたい顔見知りがいるので、お会いしたらお話ししてます。それと「友達の友達はみんな友達」精神なのでツアー行くとお話しする方々が増えて行く。
付き合い長い子たちはライブない日に遊んだりご飯食べたりするから良いご縁に恵まれたな〜と思う。

 

こんな感じです〜!
振り返るとおっかけではかなり厳選してるけど、バンギャの方は結構ざっくりしてるなと実感しました。やっぱ年数が長いと「細けえことはいいんだよ!」的な思考になるんだな(笑)
面白かった〜!もっと他の人のも見たい〜!!!

*1:◯◯ギャ=◯◯推し

*2:今期はコーンスープとカレー

出会いを振り返ったらロス発症してた

お題「初めて○○のコンサートに行った日」

植田さんを見に行ってから1年経つな〜と思って何かブログを書こうと思っていたら、こちらのお題を見つけたのでお借りしました。コンサートではなく舞台になりますが、書いていこうかと思います。

植田さんを知ったきっかけ

植田さんを知ったのは弱虫ペダルがきっかけでした。アニメから弱虫ペダルを知り、漫画を見て、舞台に辿りつくというパターンです。よくある〜!
でもペダステの公式サイトやスポット映像を見たときはピンと来ませんでした。あの特徴的なハンドルが良い意味でも悪い意味でも衝撃的で「本当に別次元だな」と思ってた。
アニメが終盤に差し掛かったあたりに、たまたまこの動画を発見。

www.youtube.com

この動画のおかげでペダステに対する印象がガラッと変わった。
キャスト・スタッフの熱量に関心していたら、16分3秒から出てくるベビーフェイスに目が留まります。そうです植田圭輔です。動画も見終わり改めてちゃんと調べたら、ヒメヒメを踊る真波もとい植田さん見てしまい、心を奪われます。*1
なぜ心奪われたかと振り返ると、

  • 真波がヒメヒメを踊ることに違和感を感じないキャラだった。
  • 「真波ならやりそう」な振り付けのアレンジをしていた。

自分の中の真波のイメージと植田さんが演じた真波が合致したからだったかなと思います。ヒメヒメは色んな意味で衝撃でした。そして、私の中に「舞台に行ってみたい!」という気持ちがふつふつと沸いてきます。

チキンな私が観劇に行くまで

存在を知ってしまったからには、生で見たいと思うものです。植田さんの出演情報を見ていたら、ペルソナ3WMの出演情報が入っていました。

www.clie.asia


P3はゲームを遊んでいたこと、更にそのとき劇場版の第3章が上映されていて、映画館に通っていたときだったから「これは運命なんじゃないのか」といい感じに都合よく解釈してました。

でも、舞台というハードルの高さにビビっていたのでチケットを取る気にはなれず、とりあえず映画のチケットだけを確保しておくチキンな私。映画を見てぐしゃぐしゃに泣いて、一緒に映画を見た友人とお茶してるときに、「実はさ、P3の舞台あるんだけどどうかな…?」と唐突に誘ったら、快諾してくれたのでその日の夜にチケットを確保しました。
ちなみにこれ公演2週間前の話。ビビってた自分はどこへ行ったのだ。すげー現金なやつだなと思いつつも、大好きな作品を見る期待の方が上回ってたなと思います。

実際に観劇してみて

 すっっっっっっっごい良かった!!!まず、会場入っただけで泣きそうになった。ゲームで使用されてるBGMとプロジェクトマッピングでステージにタルタロス*2が映し出されていたのだけれど、これがゲームの開始画面と一緒なんです。。会場内の雰囲気も穏やかだけど緊張感があって、友人と「やばい」「わたしら今影時間*3で生きてる?」とか話してました。
暗転して、舞台には知ってるキャラが目の前にいた。見たことあるキャラが動いてる!喋ってる!!!声に出したり動いたりはできないけど、すごくテンションが上がった。琴音の殺陣前の足トントン*4とか美鶴先輩の髪の払い方*5とか修学旅行のシーン*6とか泣いて笑ってまた泣いて忙しかった。それはキャラクター全員が私の目の前で生きてたからとしか言いようがない。語弊力が来い。

目的でもあった植田さんは、この公演からファルロスと望月綾時の2役で、この2人全然キャラ違うんです。ファルロスは琴音にしか見えない不思議な子供、綾時は底抜けに明るくてチャラいクラスメイトで「これさっきまでファルロスしてる人なの!?」と驚きました。OPで寂しそうに琴音を見つめるファルロスからEDの綾時の不気味な佇まいがびっくりするくらい違う人なんで是非見てください……!これで心奪われました……!

観劇のその後

いわゆるP3WMロスになりました(笑)特番動画見たり、観劇前にセーブしていたP3WMの植田さんが載ってる雑誌を買ったり、出演者さんのTwitter見たりしてこじらせる日々。

同時に植田さんをもっと見て見たいと思うようになり、そこから遠征の日々が始まりました。見ていて感じたのは2.5でもストレートでも作品ごとに全然違う表情を見せてくれて、どんな立ち回りをすればいいか分かってるから、演出側と客席側の求めてる着地点にちゃんと立っている。でもちゃんと植田さんらしさも乗っけて演技していて、自分の見せ方が分かってる人なんだなと思った。
立ち回り的な部分で真波を見た時に違和感なく受け入れられて、ファルロスと綾時で生の演技を見て心奪われたんだな。植田圭輔の2重構造恐ろしいわ。
あと!植田さんって2.5次元舞台のときは顔の筋肉の使い方が役によって全然違いません?真波と八田とか極端だけど全然違いません???ストレートのときは雰囲気というかオーラで変えてる印象。

思いのほか、ジワジワ好きになっていった感覚で、植田さんは見ていていつも新しい発見があるんだな、と気付いた時には1年経ってしまいました。なんか振り返ってみてもあっという間だった!

いろんな作品の出演が決まって嬉しいけど、P3WMの続編をやってくれないとずっとP3WMロスのままです。
この記事叩いてる途中で何度DVD再生ボタン押したことか……!
気長に待ちますがシャドウになりかねないので早めの続報待ってます。
生で見た綾時の行方をちゃんと自分の目で見たいです。

ameblo.jp

*1:違法アップロード動画なので、その後正規の映像で見ました。

*2:深夜0時に現れる謎の塔。シャドウ(敵)の巣窟。

*3:主人公(適応者)だけが動く事ができる時間

*4:ゲームそのまんまその1

*5:ゲームそのまんまその2

*6:ゲームと劇場版をぶっちぎって面白かった

A9(Alice Nine) の本当のスタート -A9 TOUR 2016『TRUTH IN LIGHT AND DARKNESS』-

A9 TOUR 2016『TRUTH IN LIGHT AND DARKNESS』参戦しました。

今回のツアーは1部と2部に分かれている。
過去に黒服限定、白服限定などの客側の縛りのあるライブはあったけれど、舞台の1幕2幕のような形式のライブは初めてだった。

あと、メンバーの立ち位置も変わっている。
アイドルとかは曲によって立ち位置が変わったりするけれど、バンドはメンバーの立ち位置は基本的に固定だ。固定されているからファンのステージを見る位置が大体決まっているけれど、その「いつもどおり」じゃない状態になっている。

2部制とメンバーの立ち位置の変更という端から見たら何てことないかもしれないが、「いつもどおり」やらない彼らの意図をわからないまま開演時間を迎えるのは、少し心臓に悪かった。

 

 

派手な演出もなく、Naoが登場する。ドラムを叩いてリズムがなり始めたら沙我がベースを、いつも下手にいるギターの虎が上手に行き、もう一人のギターのヒロトが登場してどんどん音が重なっていく。そしてボーカルの将がセンターに立ち、ライブが始まる。

1部は本当に手拍子ばっかりだった。でも、ステージの空気感がすごく心地よくて自然と体が揺れていた。
ツアー前に発売された2ndEP「LIGHT AND DARKNESS」の曲がこの雰囲気とマッチするのはもちろん、「絶景色」や「Alpha」からの懐かしい曲やライブで拳突き上げたり頭振ったりしていた「華」や「RAINBOWS」がガラッとアレンジが加えられていた。すごいジャズっぽかった。
MCで「CD化されるまえのスッピンを味わってほしい。」と言っていたのだけれど、紹介がなかったら「こんな曲あったっけ?」と思うくらいガラッと変わっていた。
個人的に「華」暴れるよりもリズムに乗るイメージだったから、ツアーアレンジのが好き。
荒削りで勢いがある「絶景色」や「Alpha」の時代の曲と、理想に向けて作り込んだ「9」や「Supernova」、そして最新EP「LIGHT AND DARKNESS」の曲達がちゃんと共存されていて、1部の間はぎゅっと胸が締め付けられるような感覚だった。

 

2部は1部の分まで暴れるぞ!っていう気持ちが溢れ出ていた(笑)
神戸も名古屋もアンコール前にヘロヘロになるくらいだった。メンバーも煽るし、客席にすごい問いかけてくるし、必死に声だしてたら体の水分も抜けてバキバキになってもう疲れた!楽しかった!!!
A9のライブ行き始めて1、2年くらいの頃の感覚に近かった。懐かしかった。

 

 

ライブ後に今回のツアーパンフとA9全員やソロでのインタビューの雑誌を買った。

↓ツアーパンフのインタビュー抜粋記事

spice.eplus.jp

 

↓A95人全員でのインタビューが載ってます。初めてCure購入。

Cure(キュア) 2016年 06 月号 [雑誌]
 

 

↓沙我さんソロインタビュー。ツアー前の近況が載っています。

ROCK AND READ 065

ROCK AND READ 065

 

2nd EP「LIGHT AND DARKNESS」のタイトルに使用したこのツアーは、結成から10年以上名乗っていた“Alice Nine(アリスナイン)”を“A9(エーナイン)”と改めてからの初めてのツアー。
ツアー参加してからはメンバーも必死にA9を続けるためにステージに立って引っ張っているんだなと感じた。
独立してからこのツアーを決行してる今まで、楽なことなんて何一つなくて音楽を作るためだけの時間が取れるわけじゃないなか、独立前のペースと変わらないように常に動いていたこと、自分が思ってた以上に5人はもがいていた改めて思い知って、後ろから殴られたみたいな衝撃だった。
2年前の富士急での10周年ライブで「俺たちは解散しない」と言ってくれた言葉に安心しきっていた。10年もやったからいなくなるなんてことはない、なんてそんなことはない。去年もライブに行ったことがあるバンドが休止したり解散したり、ちょっと前もバンド解散のニュースが飛び込んでいた。安泰なんてどこにもない。わかっていたはずなのに、ファンになってからの長い年月と彼らの努力で見せないようにしていたのだ。

私はA9を終わらせたくないし、終わってほしくない。
1年前、自らを不死鳥に例えてステージに上がった彼らを引っ張っていけるのはファンだ。彼らが向かいたいと思う先のところに連れて行きたい。見てみたい。
日の丸の下のステージで堂々と立つ5人の姿とその先へ、絶対行くんだと改めて思った。

 

今回のツアーはA9にとっても、私にとってもスタート位置に立ったツアーだった。
もしも時が戻るならば、願いますか?私はツアー前の自分をぶん殴りたい。

 

大きなお友達が手裏剣戦隊ニンニンジャーFLTを見に行ったよ

前々回の記事で「観劇スケジュールは一区切り」とか言いつつ実はチケット取ってた。
ってことで行ってきました手裏剣戦隊ニンニンジャーファイナルライブツアー!
地方民からしたら、戦隊御一行様がこちらに!わざわざこちらに来てくれるFLTは本当にありがたいです。
ちなみに私が初めて行ったFLTは海賊戦隊ゴーカイジャーなんだけど、パンフレット見たらファイナルライブツアー2011って表記されてて戦慄。*1

 

そんな大きなお友だちは今年もFLTに行く。以下ネタバレです。

 

*1:FLT自体は最終回後の2012年に敢行

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ニコ生で_おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』を見た

1月に上演していたおん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん」のニコニコ動画配信公演(マチネ)をやっっっっと見ました。

作品名は映画で見たことあるなー程度だったんですが、キャストを見た時に舞台P3メンバー多いな!と突っ込みを入れたくなる多さ。三分の二以上て。
舞台P3はゲームを遊んでいた事と、植田さんを初めて見に行った舞台であるので、作品やキャストさんに思入れがあるので、このメンバーに植田さんがゲストとして出演するという知らせが来たときはスマフォ投げつけました。平日が憎い。
公演を配信できるという技術の集合体に感謝しかないです。

 

ストーリー、演出について

弥次さんと喜多さん・・・
薄っぺらな江戸の町からリヤルを求めて旅に出る。
お伊勢さんに行けば全部叶うんだぃ!
しかし、途中の関所は奇妙奇天烈なところばかり・・・
出逢う人も、出来事も不思議なことばかり・・・

はたして!
弥次さんと喜多さんは、お伊勢さんにつけるのか・・・
お客様はリヤルを実感することができるのか・・・ 
おん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん

おん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん」

 

まっさらな状態で全て通して見たけれど、さっぱりわからなかった(笑)
江戸から伊勢までの珍道中をイメージしていたのだけれど、メタ発言の連発、話がリセットされてすごく破茶滅茶だった。
劇中に何度も「リヤル(現実)」と「夢」が何度も出てきて弥次さん喜多さんはこの狭間を彷徨うのだけれど、「リヤル(現実)=生」、「夢=死」の意味を指していて、生きていても、死んでいてもお互いの事を信じたり思ったりする弥次さん喜多さんは真っ直ぐに生きているんだと思いました。
ただ、いつもハッピー!なバカップル風に見せかけて、どちらも狂気じみてる部分が所どころ見えて、さっと身を引いてしまいたくなるような、ヒヤリとしたものを感じました。

(それを踏まえて思ったのは、「江戸=地獄」で「伊勢=天国」で2人は心中しようとしている、という裏の設定だったのかな〜とも思った。)

 

お話の混沌さと演出の混沌さが混ぜ合わさって、話の前半は理解できなかったり、投げられる笑いがハマらなくてだれていたけれど、後半に弥次さんとあぶくの女との関係性がわかってからは話が頭に入るようになりました。
視聴時間のある限り繰り返して見て、すべてを理解することができなかったけど、理解することがこの作品の楽しみかたではないな〜と思った。
というか、そうやって落とし込むしかないという方が正しい気がする。

 

植田さんについて

植田さんは嘘の喜多さん役ということで、金髪髷姿ででてくるのを待っていたんですが、先に茶番コーナーという名の茶番に素の格好で出てきました。
司会進行の松本寛也さんに「鼻でかい」って悪口かます植田さん。
最近の植田さんはうえちゃんネルのおかげか、人前でディスることにためらいがなくなりつつあるような気がする。(植田さんがディスる=仲良しという意味)
茶番コーナーはチームに分かれて、お題に対して答えを合わせるっていうゲームだったんだけど変な空気で進行され、植田さんも「俺何しに来たの?」って何回も言っていた。安心してください、こちらももわかりません!

 

話もかなり進んでいき、「本当にでてくる?」と疑心暗鬼になってきたあたりにやっと嘘の喜多さんで登場。弥次さんに無茶振りをするという役どころでした(笑)

自分が本物の喜多さんだから、弥次さん(唐橋さん)の事なら何でも知ってる!と言い、

 ・滝川英治と共演したくない

 ・12月31日から1月1日に舞台のチラシ配ってた

と暴露して、特製ドリンクを飲ませるのだけれど、

 ・ポットに入ったコーヒー

 ・インスタント味噌汁の味噌

 ・翼を授けるレッ●ブル

この3種を混ぜ合わせていて、会場から悲鳴があがると、

 

「悲鳴が聞こえたねー俺今日無茶振りしにきたんだー♡」

 

満面の笑みでそう言い放つ植田圭輔、恐ろしい子
結局唐橋さんは飲めなかったので、植田さんが一気に飲み干していました。こういうときに自分でオチをつけれる判断力にはいつも驚きます。こんな部分も植田さんの魅力の一部だと思います。
その後、同じドリンクを作って三上さんに飲ませた時は本当に鬼だな!と思ったけど。

 

このときの弥次さんは死んでいるけどまだ生き返れる状態で、あぶくの女が復讐のために弥次さんを死の淵に落とそうとするのだけれど、あぶくの女(お雪)は昔弥次さんと夫婦で喜多さんのことが好きだったという衝撃の展開。
そんな彼女を成仏させるために、弥次さんに「連れてっていって欲しい」と頼まれる嘘の喜多さんの、

 

「いいよ。おいらは嘘が得意なんだ。」

「お雪、愛してるよ。」

 

 がすっっっごくかっこよかった!!!!!!
お雪をそっと抱きしめて、なだめるようにポンポンしながら「愛してるよ。」っていう表情も声に色気が出ていて、衝撃を受けた。シークバー何回も戻した。
骨太で頼り甲斐のある役もできるのは知っていたけど、色っぽいこともできるなんて、それを見れただけでも私の中ではチケット買って良かったと思えた。

 

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唐橋さんの「とっても柔らかだったです」っていうのが、マチネで植田さんが唐橋さんの手の甲にキスした事だと思っていたら、夜公演は本当にキスしてたと聞いてソワレの視聴チケットも買えば良かったなと思った。(下衆)

 

破茶滅茶な作品の破茶滅茶な役を見る事が出来てよかったです。
植田さんに色気のある役のオファーが今年中に来る事を切に願っています。