ニコ生で_おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』を見た
1月に上演していたおん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん」のニコニコ動画配信公演(マチネ)をやっっっっと見ました。
作品名は映画で見たことあるなー程度だったんですが、キャストを見た時に舞台P3メンバー多いな!と突っ込みを入れたくなる多さ。三分の二以上て。
舞台P3はゲームを遊んでいた事と、植田さんを初めて見に行った舞台であるので、作品やキャストさんに思入れがあるので、このメンバーに植田さんがゲストとして出演するという知らせが来たときはスマフォ投げつけました。平日が憎い。
公演を配信できるという技術の集合体に感謝しかないです。
ストーリー、演出について
弥次さんと喜多さん・・・
薄っぺらな江戸の町からリヤルを求めて旅に出る。
お伊勢さんに行けば全部叶うんだぃ!
しかし、途中の関所は奇妙奇天烈なところばかり・・・
出逢う人も、出来事も不思議なことばかり・・・
はたして!
弥次さんと喜多さんは、お伊勢さんにつけるのか・・・
お客様はリヤルを実感することができるのか・・・
おん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん」
まっさらな状態で全て通して見たけれど、さっぱりわからなかった(笑)
江戸から伊勢までの珍道中をイメージしていたのだけれど、メタ発言の連発、話がリセットされてすごく破茶滅茶だった。
劇中に何度も「リヤル(現実)」と「夢」が何度も出てきて弥次さん喜多さんはこの狭間を彷徨うのだけれど、「リヤル(現実)=生」、「夢=死」の意味を指していて、生きていても、死んでいてもお互いの事を信じたり思ったりする弥次さん喜多さんは真っ直ぐに生きているんだと思いました。
ただ、いつもハッピー!なバカップル風に見せかけて、どちらも狂気じみてる部分が所どころ見えて、さっと身を引いてしまいたくなるような、ヒヤリとしたものを感じました。
(それを踏まえて思ったのは、「江戸=地獄」で「伊勢=天国」で2人は心中しようとしている、という裏の設定だったのかな〜とも思った。)
お話の混沌さと演出の混沌さが混ぜ合わさって、話の前半は理解できなかったり、投げられる笑いがハマらなくてだれていたけれど、後半に弥次さんとあぶくの女との関係性がわかってからは話が頭に入るようになりました。
視聴時間のある限り繰り返して見て、すべてを理解することができなかったけど、理解することがこの作品の楽しみかたではないな〜と思った。
というか、そうやって落とし込むしかないという方が正しい気がする。
植田さんについて
植田さんは嘘の喜多さん役ということで、金髪髷姿ででてくるのを待っていたんですが、先に茶番コーナーという名の茶番に素の格好で出てきました。
司会進行の松本寛也さんに「鼻でかい」って悪口かます植田さん。
最近の植田さんはうえちゃんネルのおかげか、人前でディスることにためらいがなくなりつつあるような気がする。(植田さんがディスる=仲良しという意味)
茶番コーナーはチームに分かれて、お題に対して答えを合わせるっていうゲームだったんだけど変な空気で進行され、植田さんも「俺何しに来たの?」って何回も言っていた。安心してください、こちらももわかりません!
話もかなり進んでいき、「本当にでてくる?」と疑心暗鬼になってきたあたりにやっと嘘の喜多さんで登場。弥次さんに無茶振りをするという役どころでした(笑)
自分が本物の喜多さんだから、弥次さん(唐橋さん)の事なら何でも知ってる!と言い、
・滝川英治と共演したくない
・12月31日から1月1日に舞台のチラシ配ってた
と暴露して、特製ドリンクを飲ませるのだけれど、
・ポットに入ったコーヒー
・インスタント味噌汁の味噌
・翼を授けるレッ●ブル
この3種を混ぜ合わせていて、会場から悲鳴があがると、
「悲鳴が聞こえたねー俺今日無茶振りしにきたんだー♡」
満面の笑みでそう言い放つ植田圭輔、恐ろしい子。
結局唐橋さんは飲めなかったので、植田さんが一気に飲み干していました。こういうときに自分でオチをつけれる判断力にはいつも驚きます。こんな部分も植田さんの魅力の一部だと思います。
その後、同じドリンクを作って三上さんに飲ませた時は本当に鬼だな!と思ったけど。
このときの弥次さんは死んでいるけどまだ生き返れる状態で、あぶくの女が復讐のために弥次さんを死の淵に落とそうとするのだけれど、あぶくの女(お雪)は昔弥次さんと夫婦で喜多さんのことが好きだったという衝撃の展開。
そんな彼女を成仏させるために、弥次さんに「連れてっていって欲しい」と頼まれる嘘の喜多さんの、
「いいよ。おいらは嘘が得意なんだ。」
「お雪、愛してるよ。」
がすっっっごくかっこよかった!!!!!!
お雪をそっと抱きしめて、なだめるようにポンポンしながら「愛してるよ。」っていう表情も声に色気が出ていて、衝撃を受けた。シークバー何回も戻した。
骨太で頼り甲斐のある役もできるのは知っていたけど、色っぽいこともできるなんて、それを見れただけでも私の中ではチケット買って良かったと思えた。
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弥次喜多ゲスト出演終了しました!
— 植田圭輔 (@uechan_0905) 2016年1月13日
ご来場の皆様、そしてカンパニーの皆様誠にありがとうございました。
感無量です。
嘘の弥次喜多コンビで。 pic.twitter.com/pQtkNLoxB4
本日はご観劇、そしてご視聴くださいまして、まことにありがとうございました。植田さんたら(とっても柔らかだったです)。おっとこ前なお芝居をさらりとされる。柔と剛に狭めて例えるならば柔の種類をたっくさん持ってらっしゃる。お忙しい中にも関わらず、ご一緒させていただき大感激でした!
— 唐橋充 (@MituruKarahashi) 2016年1月13日
唐橋さんの「とっても柔らかだったです」っていうのが、マチネで植田さんが唐橋さんの手の甲にキスした事だと思っていたら、夜公演は本当にキスしてたと聞いてソワレの視聴チケットも買えば良かったなと思った。(下衆)
破茶滅茶な作品の破茶滅茶な役を見る事が出来てよかったです。
植田さんに色気のある役のオファーが今年中に来る事を切に願っています。